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ミルクウィード(Asclepias cordifolia)


ミルクウィードはガガイモ科トウワタ属の植物です。 ガガイモは日本で夏から秋にかけて野山で普通に見られるつる性の植物ですが、合弁花で花弁が5つに分かれること、また茎を折ると白い乳液が出てくることなどは、ミルクウィードと共通します。

FESのフラワーエッセンスになっているミルクウィードの学名はAsclepias cordifoliaです。Asclepias(トウワタ)属には140種以上の種が存在することが知られています。Asclepiasという属名は、ギリシャ神話の医神アスクレピオスにちなんで名づけられたという説と、紀元前1世紀ごろのローマの名医Asclepiadesにちなんで名づけられたという説があるようです。どちらにしてもこの属の植物が、その白い乳液の中にアルカロイドやカルデノリド(強心配糖体)を含んでいるために、薬としてもまた毒としても利用されてきたことに関連していると思われます。種小名のcordifoliaは「ハート型の葉をした」という意味で、このミルクウィードはHeart-leaf milkweedという呼び名もあります。日本での属名の「トウワタ(唐綿)」は外来種であり、種子に白い冠毛があって綿のようであることから名づけられたようです。

ミルクウィードは成長すると30cm~60cmほどになるの多年生の双子葉植物で、植物全体の姿はしっかりとした茎をもち、あまり枝分かれせずにほぼ上に向かってまっすぐに伸びています。葉は長細いハート型で対生します。

ミルクウィード 花は濃い赤紫色の合弁花で、がくと花弁は5つに分かれます。花弁は開花すると反り返るので、このときがくは隠れて見えなくなります。中央には蕊柱(ずいちゅう)と呼ばれる雄しべと雌しべが融合した器官があり、5つの雄しべが合着しています。また5つのフードと呼ばれる副花冠が付属しています。この複雑な花の構造は受粉のときのしくみに関係がありますが、ここでは触れません。

ミルクウィードにはオオカバマダラ(Monarch butterfly)という群れをなして「渡り」をする蝶との特別な共生的関係があります。ミルクウィードはオオカバマダラが花にやってきて蜜を吸うことで受粉します。この蝶の幼虫はミルクウィードを食べて育ちます。彼らはミルクウィードの有毒成分を食べても大丈夫なんですね。そして蛹になり蝶になったときも、その成分が体の中に残っていて、それが捕食動物から身を守る手段になります。

ミルクウィードのエッセンスのテーマと、オオカバマダラとの特別な関係については以下のような点が意識されます。

・ミルクウィードとオオカバマダラとの共生的・依存的な関係
・ミルクウィードがオオカバマダラに与えている、天敵から身を守る強さや、長い距離を飛行することのできる成虫になるための滋養
・オオカバマダラは蛹までの期間をミルクウィードと共に過ごし、ミルクウィードから飛び立つときに蝶になること


※ 写真は2006/06/16、シャスタで撮影 ミルクウィード ミルクウィード ミルクウィード

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Useful Plants: Milkweed - Part 1
Usefull Plants: Milkweed - Part 2
Monarch caterpillars only eat milkweed leaves.

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※以下の書籍はミルクウィードの植物学とは直接関係のないものもあります。

・Monarch and Milkweed (ノンフィクション絵本:英語)
・ミルクウィード―天使の羽根のように

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